wordpressのレンタルサーバーを「容量」や「価格」で決めていませんか?
wordpressは、PHPやデーターベースなどプログラムを利用してサイトを表示させているため、一般的なHTMLのホームページで利用するレンタルサーバーとは別の基準で選ぶ必要があります。
レンタルサーバーの比較サイトなどでは、「容量」と「価格」などを基準に比較されており、「容量」はできるだけ大きく、「価格」はできるだけ安いレンタルサーバーが人気です。
しかし、wordpressのレンタルサーバー選びはこれらの基準だけで決めてしまうと、リスクが高く大失敗を起こしてしまう可能性があります。
もちろん、レンタルサーバーによっては、「容量」と「価格」の条件を満たし、なおかつwordpressに最適なポテンシャルのあるものもあるかもしれません。
そのため、一概には言えないのですが、「容量」と「価格」だけに目を向けるとwordpressでのサイト運営にとって致命的とも言えるアクシデントが起きてしまいますので十分ご注意くださいね。
このサイトでは、wordpressのレンタルサーバーを選ぶ基準とこれらの基準を軸にして各レンタルサーバーを比較してみました。
wordpressのレンタルサーバーで失敗したくない人は必見です。
目次
wordpressのレンタルサーバーを選ぶときに最低限押さえておきたい5つのポイント
この記事では、wordpressに最適な理想的なレンタルサーバーを選ぶポイントをお伝えします。
最低限押さえておきたい5つのポイントは次の通りです。
- wordpressをワンクリックでインストールできる
- 大量のアクセスに耐えられる
- 安定したサイト運営ができる
- サイト表示が速い
- バックアップ
ポイント1、wordpressをワンクリックでインストールできる
レンタルサーバー内でwordpressを簡単にインストールできるサービス。ほとんどのレンタルサーバー会社で導入しています。
しかし、会社によってインストールの手順が微妙に違います。ワンクリックで導入できるレンタルサーバーもあれば、wordpressをインストールする前にデータベースを設置しなければならないサーバーもあります。
データベースの設置は多少知識がないととても難しく感じられますし、ミスしてしまうと元に戻すのも大変です。
そのため、できればワンクリックでwordpressをインストールできた方が楽です。
ポイント2、大量のアクセスに耐えられる
最近ではオウンドメディアが流行し、検索エンジン経由だけでなくTwitterやFacebookなどのソーシャルからのアクセスも増えています。
ソーシャルからのアクセスは拡散力があり、たった一人のインフルエンサー(フォロアーや友達がたくさんいる人)に紹介されただけで一瞬にして数千から数万アクセス入ってくることもあります。
このように短時間に大量のアクセスがサイトに流れ込んできた場合、サーバーに負荷かかかります。
共用のレンタルサーバーは、他の利用者に迷惑がかからないようにするためアクセスが増えすぎるとサーバーが落ちてしまうことがあります。
ニュースサイトなどで話題になり、クリックしてアクセスしたら、503エラーという表示されたサイトを見たことはありませんか?
503エラー状態になり、せっかくのアクセスを無駄にしてしまうのです。
アクセスが増えてきたら、503エラーを出さないためには、共用のレンタルサーバーではなく、専用のレンタルサーバーを選ぶのが推奨されていますが専用のレンタルサーバーは月額費用が最低でも5千円くらいします。
共用レンタルサーバーでも503エラーを防ぐものもある
専用サーバーを使いたいけど、そこまで予算が出ない。
そんな場合は、共用レンタルサーバーでもNginxを搭載しているサーバーを選びましょう。
Nginxは、秒間数万リクエストをさばくこともでき、大量のアクセスにも落ちることがありません。
サーバーの費用をおさえて、大量のアクセスにも備えましょう。
→月額817円からNginx搭載のサーバーを使えるレンタルサーバー
ポイント3、安定したサイト運営ができる
共用レンタルサーバーは1台のサーバーを複数人で使用します。そのため同じレンタルサーバー内の他のユーザーのサイトに高い負荷がかかった場合、影響を受けてしまうアクシデントもあります。
他のユーザーの影響を受けないように安定したサイト運営ができるために配慮したレンタルサーバーを選びましょう。
他のサイトの影響を受けない予防策
他のサイトの影響を受けない予防策として、クラウドリナックスというシステムがあります。クラウドリナックスを入れることでコストを押さえながら、理想的なサーバー空間を実現することができます。
画像元:GMOクラウド
ポイント4、サイト表示が速い
サイト表示時間が長いと、ユーザーはイライラしてページを閉じてしまう傾向にあります。またグーグルは、サイト表示時間を検索エンジンの順位に反映させていると明言しています。
そのため、wordpressの表示最適化しているサーバーを選びましょう。
サイト表示の速さについては、Nginxが高速表示を可能にしてくれます。
ポイント5、バックアップ機能
wordpressのバックアップは、バックアップ用のプラグインもあります。
しかし、バックアップが大量のデーターになってくると動作が重くなっりしますし、wordpressのアップデートでは頻繁にエラーが発生したりする報告もあります。
なので、wordpressのバックアップはプラグインで行うのではなく、レンタルサーバーで自動で行ってもらえればサイトに負荷をかけることもなくデーターを守れます。
レンタルサーバーの中には、バックアップはオプションで付いているところもあり、ほとんどが有料です。
バックアップはできれば無料でやってもらえるととてもありがたいですよね。
レンタルサーバーでwordpressを利用する注意すべきこと
作成できるデータベースの数がそのサイトで作成できるwordpressの数
wordpressの利用に必要なのがデータベースと呼ばれるものです。
Mysqlなどと呼ばれており、このデータベースによってwordpressの複雑なプログラムをサーバー上で動かしています。
データベースは予期せぬことで破損することがあります。元に戻すためにはプログラムの知識が必要になります。
もし、一つのデータベースで複数のwordpressを運営していた場合、このような予期せぬトラブルが起きたら全てのwordpressが同時に見れなくなってしまいます。
そのため、一つのデータベースで複数のwordpressを作成するのは非常にリスクが高いのです。
一つのwordpressに、一つのデータベースが一番安全で確実です。
転送量無制限は、基本的にありえない
レンタルサーバーのサービスの中に、転送量無制限というものがありますが、その実体は、「基本的には制限はありませんが、あまりにも多い転送量が発生した場合プラン変更やサーバーの移転をおすすめする」という曖昧なスタンスです。
転送量については、一定数を超えると課金するサーバーもありますが、転送量が無制限の場合は基準を越えても課金はしませんよという極めて消極的な意味があります。
wordpressをワンクリックで簡単にインストールできるレンタルサーバーの比較
レンタルサーバー会社 | 初期費用(税抜) | 月額費用(税抜) | プラン | 容量(10~20GB) | マルチドメイン | データベース | 転送量 | 無料使用期間 | ワンクリックインストール | バックアップ | CloudLinux搭載 | Nginx |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
JETBOY | 1500 | 980 | ミニSSD | *20GB | 無制限 | 10 | 無制限/月 | 14日 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
エックスサーバー | 3000 | 900 | X10 | 200GB | 無制限 | 50 | 70GB/日 | 10日 | 〇 | 〇 | 不明 | 不明 |
ロリポップ | 1500 | 250 | ロリポプラン | 50GB | 50 | 1 | 60GB/日 | 10日 | 〇 | 有料 | 不明 | 不明 |
さくらサーバー | 1029 | 515 | スタンダード | 100GB | 20 | 20 | 80GB/日 | 14日 | △ | 有料 | 不明 | 不明 |
*SSD
wordpressのレンタルサーバーは「価格」と「容量」で選んではいけない理由
「価格」が安いサーバー
価格が安いサーバーは、「1台のサーバーに対する人数が多いため、その価格でもサービスの提供ができる」場合があります。プログラムを利用せず、データベースも使用しない、HTMLだけの単純なサイトであれば価格が安くても十分間に合いました。
しかし、wordpressとなると話は違ってきます。安さを選んだ故に、wordpressのサイト運営に支障を来してしまったと言うことがないようにご注意ください。
「容量」の意味
サーバーの「容量」については、多ければ多いほど優れているというわけでもありません。
例えば、以前私が某レンタルサーバーでwordpressを50サイト動かしていたことがあります。
使える容量が200GBくらいあったのですが、その10分の1くらいしか使っていませんでした。
容量はたくさんあっても、データーベースの作成が上限を越えたためwordpressを新しく作成することができなくなってしまいました。
なので、レンタルサーバーの「容量」は多い方がお得というわけでもないのです。
結局どんなレンタルサーバーがwordpressに最適なの?
ワンクリックでインストールできて、wordpressの表示が速く、他のサイトの影響を受けず、なおかつ瞬間的な大量のアクセスにも耐えられるレンタルサーバーがおすすめです。
これらの条件をクリアしたレンタルサーバーが、JETBOYレンタルサーバーです。
低コストながらも、専用サーバー並のスペック。オウンドメディアのような大量のアクセスを集めるサイト運営には文句なしのレンタルサーバーです。
はなび
●プロフィール
ワードプレス歴10年。当時はconfig.phpファイルを書き換えてサーバーへアップ。どちらかと言えばマイナーなCMSでした。しかし、ここ数年でワードプレス人口は一気に増え、大企業まで使う主流になりました。そんな変化にとても驚いています。
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