国内シェアNo.2の「NEC」のサーバー・サービスをチェック

2018年「IDC Japan」の「IDC Quarterly Server Tracker, 2019Q2」において、x86サーバ(出荷額および出荷台数)の調査にて、NECは国内シェアNo.2を獲得しました。出荷台数では18.8%、出荷額では18.1%のシェアを獲得しています。今回はそのNECのサーバーについて深堀りしていきます。

 

NECのサーバーの特徴

NECサーバーは主にタワー型とラック型の2種類のラインナップがあり、富士通の半額くらいの金額で端末を揃えられる印象です。

 

NECの「R120h-2M」に標準搭載できるメモリ容量は最大で3TB(3000GB)、内蔵HDD最大115.2TB SATA(※出典:NEC スペック)と富士通の最高スペックのサーバに比べると若干弱い印象ですが、中堅環境ではこれくらいで十分でしょう。

 

価格は安いもので431,000円、上位互換されているものでは596,000円です。

 

富士通の最高スペックの最低基準「RX4770 M5」(メモリ15360GB、HDD244.8TB(SAS SSD)、税込2,113,870円)に追いつかせるには、NECの端末はバラで5台必要になってしまうため、ケースバイケース&条件比較が雑ではありますが、NECがやや劣るという印象です。

 

分散させておきたい場合は、NECの安めの少し低&最適スペックのサーバを用いたほうがコストダウンできますが、処理力重視で考えた場合は富士通のほうが頼れます。もちろん国内サーバを頼らなくても良い場合は、海外のサーバも考慮に入れて、もっと良いモンスターマシンを選んだほうが良いです。

 

今の時代は、IBMの量子コンピュータを狙ったほうが将来性があるかもしれません。ちょうど過渡期なため、もうしばらくは安定した端末を待ったほうが良いでしょう。

 

出典:NECカタログ

https://jpn.nec.com/express/catalog/lineup.pdf

 

NECは小規模事業所向けか

NECのタワー型と言われるサーバ(参考にした製品「NS100Th」)を見てみると、シンプルな小規模事業でないと追いつかないスペックかと思われます。以下のものをみてみると、

【大容量モデルNF8100-244Y(898,000円~)】

・Windows Storage Server 2016 Workgroup Editionインストール CAL不要

 ※登録可能ユーザ数は50ユーザです。

・インテル®Pentium® プロセッサー G4560 (3.50GHz,2C/4T)

・メモリ:8GB

・HDD:10TB×2(RAID1)

・1000BASE-T LAN×2

・3年翌日オンサイト保守(出張保守)/3年パーツ保証

スペックがメモリ8GBで、登録ユーザー50人を想定。単純に一般的なノートパソコンを使わせる感覚でいると、メモリは圧倒的に足りないでしょう。データ容量も20TBしかないので、デザイン系の仕事では役に立たないでしょう。SMBを目的とするならばせめてメモリは32GBから64GBは欲しい印象です。

 

完全に事務処理、データ処理に特化していて、軽快に動かせるソフトしか使えない可能性があります。少人数(4人から10人)での使用であれば、多少やんちゃな使い方をしていても動かせるかもしれません。

 

若干役不足な印象

やはりサーバーとなると社内のみの利用でも、大人数が一気に動かすことになるので十分なスペックが求められます。仮想化するとしても、重たいデザインソフトやChromeを動かすようであれば余裕があったほうが良いのでオーバースペック気味なくらいが良いですが、NECだとギリギリか、若干現場が気をつければ運用できる印象です。

 

安心してやんちゃな使い方ができる可能性がある富士通の方が多少高くても選ばれるのは当然なのかもしれません。

 

一般向けPCやノートPCは好調

3D系のゲームはせず、32GB RAM、Intel Core-i7を使いたいならばNECのデスクトップ型パソコンがお手頃価格です。(※スペック比較

 

ハイエンドモデルのタイプME-5はWindows10 Pro 64bit、インテル® Core™ i7 プロセッサー、512GB SSD 暗号化機能付、1TB HDD+インテル® Optane™ メモリー 16GBで、税別108,400円(税込119,240円)からです。カスタマイズでグラボも載せられるので、載せ替えできる&端末内に余裕があるならば上位のグラボを載せてゲーミングPCのように使うくらいはできるでしょう。

 

問題はCPUのバージョンと、メンテナンス性能、グラボの載せ替えができるかどうかで、これによってデザイナー向けのパソコンをNECで用意できるかどうかが変わってくるでしょう。CADをいじる必要がある業務ではグラボがないと仕事にならないので、HDMI接続できるなど条件が厳しくなってきます。

 

単純な事務仕事では十分過ぎるスペックですが、Pythonなどをガチガチに稼働させてスクレイピングしたり、Chromeで複数のタブを起動しながら、録画や動画編集もするとなるとスペックが若干心配になります。

 

事務仕事向けには十分な性能を発揮してくれるでしょう。

 

用語解説

UnixとLinuxの違い

UnixもLinuxもOSです。コンピュータを動かすための土台部分、建築でおおまかに言えば基礎部分です。Unixは企業が開発したものですが、Linuxはオープンソースなため、自作サーバーや自作PCを構築してみたい人にも選ばれています。

 

Unixサーバとは

Unixサーバは、開発元が各方面のビジネスに合わせて独自に設計・開発されていることが多いです。こちらは独自の工場や企業向けにオリジナルに組まれるものです。

 

x86サーバとは

イメージするとしたらゲーミングPCと同じようなものを構築したもので、x86系をx64に拡張して使われることが多いです。よく見かける量産型のノートパソコンなどがこれに当たると考えて良いでしょう。大学の新入生向けにまとめ買いさせるようなやり方も多いので、それらもシェア拡大を助けていると考えても良いでしょう。

 

サーバーとレンタルサーバーの違い

サーバ(サーバーでも可)は、クライアントと呼ばれるものからの応答に答えて返事を返し、希望する処理をするコンピュータ本体・ソフトウェアを意味します。例えば、メールサーバ、Webサーバなど、目的に合わせて区別して使われます。

 

レンタルサーバーは、このサーバ(サーバー)をレンタルして使わせてもらうものです。1年契約して一定の使用料金を支払い、ウェブサイトや独自のメールのやりとりに使用するものです。

 

サーバーとサーバどっちが正しい?

英語では「Server」は英語の発音ではサーバーに近いですが、日本国内ではどちらで言ってもだいたい通じます。多くの場合「サーバー」は一般人がレンサバ(レンタルサーバー)を指して使用し、専門職の方々はサーバとしてコンピュータ本体や専用のソフトウェアを指して使いますが、それもまちまちでタイピングするときには勢いで「サーバー」と打ってしまう専門家もいます。

 

どちらも間違いではないですが、明確な区別はないので、話の脈絡や内容から判断しましょう。

 

出典・参考

IDC JAPAN

https://www.idc.com/jp/report

2019年第2四半期 国内サーバー市場動向を発表

https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ45553319

Worldwide Server Market Revenue Declined 11.6% Year Over Year in the Second Quarter of 2019, According to IDC

https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS45482519

お客様のビジネスをICT環境から支える、PCサーバは、PRIMERGY

https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/servers/primergy/news/feature/idc-research/

富士通 国内サーバ市場でシェアNo.1を獲得

https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/servers/news/idcserver-research.html

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