企業だけでなく一般の人でも利用している人が増えてきているレンタルサーバー。
利用者の増加に伴い、多くの会社が参入し、たくさんのレンタルサーバーがありすぎてどれを選んだら良いのか分からないという人も多いです。
レンタルサーバーを選ぶポイントは、いかに自分の目的にマッチしているかどうか。
チェックするポイントさえしっかりと押さえておけば自然とあなたにピッタリのレンタルサーバーが見つかるはずです。
目次
選び方のポイント
安全面
インターネットはサイバー攻撃に耐えずさらされている為に、セキュリティーが万全なサーバーを選ばなければなりません。
利用する会社を選ぶ時は、各会社のセキュリティーに対する考え方をしっかりとチェックしておくようにしましょう。
何が起こっても大丈夫なように、最終的には自己管理でサイトデータのバックアップをしっかりと行う習慣を付けておくとより安心ですね。
また、安全性と大きく関わってくるのが安定性です。レンタルサーバーはスピートが命です。負荷が掛かりすぎて、動きが遅くなるとユーザーの使い勝手が悪いサイトになってしまいます。
リピーターを確保する機会を逃さないためにも、安定性とバックボーンやサイトの保証といったことも重視しなければなりません。
サポート体制
レンタルサーバーのサービス事業者を選ぶ際に重要なポイントの一つがサポート体制の確認です。
対応スピート
何かあった際、サービス事業者が迅速に対応してくれるかどうかは大変重要です。
例えば、ウェブサイトへの訪問者の数が最も多くなる時間帯に何かトラブルが起きてサイト見れなくなってしまった場合、その間にウェブサイトから得られるはずの利益がゼロになり、甚大な損失を蒙る事になってしまいます。
そのような事がないよう、何かあった時の対応が早い会社を選びましょう。
問い合わせ方法
サポート部門への問合せ方法も、障害発生時などの際に重要な要素となります。
電話、FAX、メール、サイトの問い合わせフォームなどの方法が一般的ですが、 Skypeやメッセンジャーからの問合せが可能なサービス事業者もあります。
サポート方法は豊富であるにこしたことはありませんが、自分が使い慣れていない連絡手段だとかえって時間も手間もかかってしまいます。
自分に合ったサポート方法が利用できるかどうかも選ぶポイントになります。
サポート時間
サポート時間は、緊急トラブル時の対応時間と、通常の技術サポートの対応時間の2つに別れていることが多いです。
緊急トラブル時には365日24時間の対応をしますが、それ以外の技術的サポートなどは営業時間内しか対応していないというところも多いです。
とにかく、どんなトラブルにも24時間対応してほしいのか、運用に関する技術的なサポートはスピードは重視しないのかをしっかりと見極めることも必要です。
容量
レンタルサーバーを初めて使う場合に多いのは、共有サーバー、つまりサーバー1台を複数のユーザーが共有利用するケースです。
複数のユーザーの共有使用になるため、勝手に再起動したり、任意のソフトウェアをインストールすることは出来ません。
こういった制約はありますが、1台のサーバーの利用料の分担も複数の利用者で行うので、月々の利用料金を安価に抑えることが出来ます。
さらに、自分のホームページを開設したばかりで、当面は小さな容量で済むような場合、レンタルサーバーの小容量コースを契約すれば、かなり安価な費用で利用できます。
ただし、容量が少ないことでのデメリットもあります。
サーバーに負荷がかかりすぎると、サイトの動作が遅くなったり、サーバーエラーになってしまう可能性があります。
ユーザービリティの観点からも自分が運営しようとしている内容と合った容量を選ぶことは大切です。
はじめは少なめの容量で立ち上げて、将来大容量の領域が必要になったならば、その時点で契約を切り替える事も出来ますので、臨機応変にプラン変更ができることも重要になります。
料金
レンタルサーバーでかかる費用は、主にサーバー初期設定費用、月額利用料、ドメイン料金の3つです。
サーバー初期設定費用
一年目の契約のときにのみ支払う費用です。初期費用はとらず、毎月の使用料だけ設定のある会社もあります。
キャンペーンで期間限定で初期費用を無料にしている場合もあるので、HPなどで事前にチェックしてみる事をお勧めします。
月額使用料
サーバーのレンタル及びサービス料金で、毎月発生します。機能やサービスによって大きく金額が分かれる部分です。
目的に合っていれば安くても問題ありませんし、使用してみて機能が足りないと感じればさらにハイスペックで高いものに変更する必要があります。
<安いサーバーを選んだほうが良い場合>
無料又は安いレンタルサーバーや多少のコマーシャルが入るようなサーバーも使い方次第でメリットはあります。
商用目的ではないブログなどは高いものよりも安いサーバーの方が適している場合もあります。
ちょっとした小遣い稼ぎ、バナー広告や動画閲覧などカウンタでの収入などを利用するならばかえって安いレンタルサーバーを選択したほうがメリットが多いことが挙げられます。
安いということはそれだけユーザーが多いと言えるからです。
<高いサーバーを選んだほうが良い場合>
しっかりと残しておきたいWEBサービスやHPは品質の良いレンタルサーバーを用意すべきです。
速度的な安心感やバックアップ体制の充実、万一の場合ある程度の保証も期待できます。
商品を扱い販売するようなサイト運用ならば信用が一番大切ですので、無料や格安のサーバーだとそれだけでユーザーが付きづらくなります。
またサポートしているオプションも豊富でスキルアップの際には本当に助かる機能がほぼ整っている上に品質改善、新しい技術への対応が早いことなどが挙げられます。
そこそこお金をかける価値は十分にあると言えます。
ドメイン料金
会社によってはドメイン料金を無料で使用させてくれるところもあります。また、月額の料金にドメイン料金が含まれている場合も多いです。
その会社で取得するのではなく、独自ドメインを使用する場合はその点も確認しておきましょう。
独自のサービス
本での解説
サーバーの基礎知識やサーバーの設置方法や活用方法を定期的に本にして出している会社もあります。
電子版として提供しているところもあるので、いつでも気軽に知識を取り入れる事ができます。
WEB代行開設
サーバー設置の設定だけでなく、HPを作成する上での必要な設定を本人に代わって行ってくれるサービスもあります。
全くの初心者ですべてプロにお願いしたい場合や、開設まで時間がなく素早く行いたい時などには非常に助かるサービスです。
目的別の選び方
個人のHPを作りたい
とりあえずは自分のHPを作ってみたい場合は、設定が簡単で価格も安めのものを選ぶといいでしょう。
電話でのサポートが充実しているところだと、何か分からない事が合ったときにすぐに問い合わせることができるので安心です。
プロバイダが用意したドメインを使用できるところを選べば新たにドメインを取得する必要もありません。
会社のHPを作りたい
会社のHPのダウンは損失に直結するため、安定感が重要になります。多少高くても有人管理のサービスを選ぶと安心です。24時間365日有人管理のサービスを提供している会社もあります。
HP上にはサーバーの稼働率も掲載されているので、それらも参考にするといいでしょう。
ネットショップを立ち上げたい
顧客の管理や、商品管理などで欠かせないのがデータベースです。
データベース機能が使える事はもちろん、運営する上で使いやすいかどうかも合わせて検討しましょう。
まとめ
各会社のレンタルサーバーにはその会社ならではのウリがあります。
そのウリが自分の求めるものと合致していれば、きっと満足のいく運用が出来ることでしょう。
例えば、JETBOYのレンタルサーバーのウリは、下記のものが挙げられます。
- 安全→24時間365日サーバーの監視・保守
- サポート体制→サイトの移行などのサポート無料
- 容量→サーバー1台あたりのユーザー数を最適な人数に設定しているので、共用サーバーなのに専用サーバーのように使える
- 料金→タイプによって最適なコストパフォーマンスを選択できる
- 独自のサービス→WordPressに特化したサーバー設計で初心者でも簡単にHP開設
他のレンタルサーバーの会社に関しても、同じようにポイント毎にそのサービスのウリを挙げていって比較してみると、自分に合ったレンタルサーバーを見つけることができると思います。
アクセス数のアップを左右するレンタルサーバー。
初めての人も、既に利用している人も、ぜひ一度見直して最適なサーバーを選択してみてください。
ライター:SUZUKI
元IT系企業勤務。勤務時代の知識をもとに、現在はライターとして活動中。
インターネット(レンタルサーバー)関連、パソコン・アプリ等ガジェット記事などのライティングを行っています。