KDDIのレンタルサーバー「CPI」の実力を調査|メモリ・処理力は?

KDDIが提供しているレンタルサーバー「CPI」は、ROOT権限付きのハイブリッドプラン、マネージドプラン、共用のシェアードプランが用意されています。価格が高く、スペックは一般的で、競合と同じ程度なため、高いだけという印象が強いです。有料オプションをつけないとセキュリティ面はザルなのでどこまであてにできるかは不明です。

 

目次

ROOT権限付き専用サーバー

専用サーバーということで、セキュリティ設定などもできる方はこちらの方が安心でしょう。価格が高く設定されていて、

最大スペック「CHP-03S」

  • 初期費用150,000円
  • 12ヶ月一括37,000円
  • CPU:インテル® Xeon® E5-2620 v3 2.40GHz×2
  • ストレージ最大:SAS 2.4TB
  • メモリ最大:64GB
  • グローバルIP最大:52

のようになっています。ネットワーク系のセキュリティも有料オプションになっており、サポートが十分なわけではありません。エックスサーバーと比較した場合は、サポートの質で言えばエックスサーバーの方が断然マシです。

 

ここまでの環境を整えつつ、自身で専用サーバを運用できる上に、事業として行う場合は、自身で環境を用意したほうがマシかもしれません。ただし、停電対策や電力消費量を考慮した場合は、こちらのKDDIのCPI「CHP-03S」かエックスサーバーの上位互換プランを利用したほうが安心度は高いです。

 

ハイブリッドプラン詳細

https://www.cpi.ad.jp/private/

料金・機能一覧

https://www.cpi.ad.jp/private/function_list.html

 

シェアードプラン

SV-Basicサーバ

この共用レンタルサーバのスペックは以下のようになっています。

  • 初期費用0円
  • 12ヶ月45,600円
  • CPI SSL取得37,000円
  • CPI SSL更新37,000円

マルウェア診断やメールに6000円、20000円と追加費用がかかるため、お金ばかりかかるサービスという印象です。スクリプト・CGIやデータベースの仕様、スペックを見る限りではエックスサーバーより劣る部分さえあるのに、価格は高いため、一般的には選ばれないでしょう。

 

こうしたSV-Basicのような共用レンタルサーバは、ウェブサイトの運営やWordPressの運用、店舗のホームページ運用のために利用されるものですが、イマドキは他にいくらでも安くて使いやすく、運用もしやすいサービスがあるので、KDDIのこのサービスを無理に利用して、余計にコストをかける必要がありません

 

共用レンタルサーバ仕様

https://www.cpi.ad.jp/shared/sv/spec/

共用レンタルサーバ料金

https://www.cpi.ad.jp/shared/sv/price/

 

マネージドサーバー

KDDIのマネージド専用サーバは、ほどよく安定していて、専用サーバを利用できるというバランスが取れたサービスです。

マネージドサーバ「CHM-13Z」

  • 初期費用140,000円
  • 12ヶ月一括57,000円
  • CPU:インテル® Xeon® 16コア
  • ストレージ:SAS 2.4TB
  • メモリ:32GB
  • グローバルIP最大:10

スペックは申し分ないですが、このサーバプランの最小スペック「CHM-11Z」だとストレージが240GBしかなく、メモリは16GB、初期費用92,000円、12ヶ月一括27,000円と、エックスサーバーやAWSの方が安心できるサービスです。

 

IP分散もする目的でウェブサイトを運用したい場合は、これだけでは役不足かもしれません。セキュリティが充実しているわけではなく、ネットワークセキュリティ系は結局有料オプションで、安定はしているけれど、セキュリティは信頼できない、任せっきりにはできないです。

 

自身でWAFやバックアップを取れるならば、なおさらエックスサーバーを利用したほうが運用しやすいでしょう。KDDIのこのサービスはコストがかかるだけなので、固定費は抑えて、メンテナンスや通常時の運用にコストを出したほうが良さそうです。

 

マネージド専用サーバ

https://www.cpi.ad.jp/managed/

機能・料金一覧

https://www.cpi.ad.jp/managed/function_list.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です