Jetboyサーバのサイト速度計測結果【本当に早いのか】

早いと噂されるJetboyサーバの実測値を測定しました。当サイト「Jbmedia」もJetboyサーバを使用しているため、その速度の差も記載してあります。結論から言えば、使用しているテーマや画像のサイズ、読み込ませるフォントのCSSや広告によって大幅に遅くなります。Jetboyデモサイトは、デフォルトでは早いですが、色々詰め込まれていないので参考にはなりません。

 

目次

結論:結局テーマや画像に左右される

Jetboyサーバは、速度測定スコアにおいて、そこまで問題はありませんでした。少なくともサーバの応答速度でマイナス評価を食らってはいませんでした。ただし、同時アクセス数が少ない当サイト、デモサイトで測定しているため、同時アクセス数が30~200くらいになれば、応答速度が落ちる可能性があります。

 

結局はWordPressのテーマやページ内の記事数、画像数、画像サイズ、使用しているCSSなどで表示速度は落ちます。むやみにカスタマイズしないで、シンプルかつスピーディーなウェブサイトを意識しつつ、オリジナリティがあるサイトとして運用すると良いでしょう。

 

Jetboyデモサイトの測定結果

Jetboyのデモサイト、計測したのはこのようなページです。測定したデモサイトはこちら(http://demo.sample100.jetboy.jp/sample/)です。

テーマは「Twentysixteen」であることが分かります。Twitterで有名な有料テーマなどではなく、デフォルト状態に近い上に、TOPページの簡素さ、無駄の無い状態で測定しているので、これで表示速度が早いのは当たり前です。理想はフルスコア出ることですが、CSSなどの関係、CDNの関係でフルスコアは無理そうですが、困る速さではなさそうです。

 

GTMetrix|Pagespeed

GTMetrixのPagespeedを見てみると、オールグリーン。若干マイナスもありますが、90%を超えているので問題はないでしょう。欠点を探すのが難しく、あら捜ししていくしかありません。サーバーの応答速度などで問題は起きていないようです。

 

GTMetrix|YSlow

GTMetrixのYSlowでは少しマイナスがありました。しかし、気にするレベルではありません。CDNはWordPressデフォルトのものでも設定しておけば問題ないでしょう。あとはページのデータ量が196KBしかないので、画像を増やしたページでどれほど重くなるのか実測が必要そうです。

 

Full Loadに4.7秒かかっているので、何度か計測してみたほうが良さそうですが、おそらくメンテナンスをすれば改善されるはずです。

 

PagespeedInsights|PC

PagespeedInsightsのパソコンの画面の評価は100でした。当然といえば当然ですが、若干改善できる点もあります。画像の遅延読み込みをさせるなど、少し工夫するとまだ速さは維持できそうです。

 

ただし、TOPページに表示する最新の投稿数を10記事、16記事とした場合には更に重くなるでしょう。結局は画像サイズで速度が落ちそうです。

 

PagespeedInsights|モバイル

PagespeedInsightsのモバイルスコアは95でした。問題はなさそうですが、レンダリングを阻害するCSSか、フォントCSSか何かが速度を落としていた気がします。この辺もメンテナンスでいくらでも改善はできますが、スコアとしては問題ないでしょう。

 

ヘッダー画像などを用意するとおそらく一気にスコアが下がるので、シンプルなサイトデザインでやっていく場合は、速さは維持できそうです。とはいえ、WordPressはカスタマイズしてなんぼのCMSなので、色々いじってからの速度が気になります。

 

Web担Forumページ速度分析

Web担当者Forumの測定結果では、だいぶ遅いです。サーバが遅いと言うよりは、この時使用していたブラウザGoogleChrome側での処理が遅れているようです。

 

特にHTML、CSSの読み込みが足を引っ張っているようですが、これはサーバの問題ではないので、ここでは気にしなくても良いかなと思います。

 

 

大切な部分である

  • DNS処理
  • Webサーバーの接続受付
  • Webサーバーでのページデータの準備

の所で若干遅れがありますが、致命的な遅さではありません。同時接続数が増えてきたら、Jetboyの契約内容を見直して、アクセス数に応じた処理力のプランに変えれば問題ないでしょう。

 

当サイト「Jbmedia」の測定結果

当サイトではJetboyを推奨している記事「https://jbmedia.jp/useful-rental-server-jetboy-recommend」を測定しました。Jetboyが早い!という主旨の記事なのですから、この記事がまず早くなければいけません。

 

ここでは、メンテナンス前の状態の測定結果で分かりやすく比較します。どれくらい遅くなるのか感覚的に分かってもらいつつ、メンテナンスするとどこまで早くできるのかも伝われば幸いです。

 

GTMetrix|Pagespeed

小さくて見えにくいですが、主に画像が足を引っ張っています。これでも画像サイズは小さめにリサイズしているのですが、まだ重いです。

 

GTMetrix|Yslow

YSlowの項目では、

  • ヘッダーの読み込み
  • CDN
  • HTTPリクエストの数
  • JsとCSSのMinify

などでお叱りを受けています。正直に言えばこんな所でしょう。プラグインなどをあまり入れ込まなくても、結局普通に記事を書けば、画像は入り、SEOの設定も入り、JsやCSS、サイドバーのものも影響します。

 

広告も貼っているので、その影響も出ていました。広告をなくした状態で測定するとCSSの面で少しプラスになってくれます。

 

Jetboyサーバーの応答速度では問題は起きていないので良しとしましょう。

 

PagespeedInsights|PC

PagespeedInsightsのPCはスコアが95と申し分ないスピードでした。特に何も言うことはありません。

 

PagespeedInsights|モバイル

モバイルではスコアがSearchConsoleで言うところの「中速域」です。できればグリーンの高速に載せたいですが、なかなか難しいかもしれません。それでもFCP(First Contentful Paint)が3秒すれすれ切っているので、少しメンテナンスしたら改善できそうです。

 

Web担Forumページ速度分析

Web担Forumの測定結果では、Jetboyサーバの問題は一切なく、デモサイトよりマシな結果になっています。デモサイトはSSLもしていないので、その差も少しあるかもしれません。

 

当サイトで使用しているテーマ「Albatross(アルバトロス)」では、デモサイトに比べると少し読み込みが早いようです。

 

ページの表示自体、構成は早いのですが、モバイルでは速度が落ちてしまいます。広告の影響があるのは言い訳にはしたくないですが、広告やフォント関連の読み込みで速度が落ちている側面はありそうです。

 

画像の最適化のためにやったこと

主に速度が重い理由が画像だったため、簡単にできる範囲で最適化して、少しだけ表示速度が改善されました。

 

調整前の速度はこんな感じ

調整する前の測定ページ「https://jbmedia.jp/useful-rental-server-jetboy-recommend」は以下のようなスコアでした。

【PagespeedInsights】

  • PC:95
  • モバイル:58

【GTMetrix】

  • Pagespeed:D(66%)
  • YSlow:D(68%)

Jetboyサーバーが遅いわけではないことを示せてはいますが、表示速度としてはテーマや広告の影響を受けていて少々残念な結果です。そこまで体感では遅く感じないですが、スコアとして早い数値を出したいのが本音です。

 

調整後はここまで改善

以下は測定ページ「https://jbmedia.jp/useful-rental-server-jetboy-recommend」を調整した後のスコアです。

【PagespeedInsights】

  • PC:95→94
  • モバイル:58→69↑

【GTMetrix】

  • Pagespeed:D(66%)→D(65%)
  • YSlow:D(68%)→C(77%)↑

ものすごく早くなったとは言えませんし、更に早くすることもできそうですが、広告の影響が大きいので、これ以上は難しいかもしれません。

 

AutoOptimizeを使用しており、フォントは非同期で読み込ませるようにし、絵文字は使っていないので読ませていないです。何よりも画像サイズの調整が一番効果があったと感じました。

 

対策1:オフスクリーン画像の遅延読み込み

アイキャッチ画像が横幅1920pxのものを使っていたので、600pxに縮めました。

 

また、Lazy LoadをONにして、画像の遅延読み込みをするようにしました。元々記事内には画像はあまりなかったので、少しだけしか変わりませんでした。

 

対策2:次世代フォーマットでの画像の配信

プラグイン「EWWW Image Optimizer」を使用して以下のようなHTACCESS書き込みもしつつ、WebPに切り替わるように設定しています(できているはず…です)。

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_ACCEPT} image/webp
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} (.*)\.(jpe?g|png)$
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME}\.webp -f
RewriteCond %{QUERY_STRING} !type=original
RewriteRule (.+)\.(jpe?g|png)$ %{REQUEST_FILENAME}.webp [T=image/webp,E=accept:1,L]

Header append Vary Accept env=REDIRECT_accept

AddType image/webp .webp

これで少し速度が改善されましたが、広告の画像などが読み込まれた時にどうしても速度が落ちるので辛いところです。

 

テーマのCSSや画像遅延読み込みを工夫しないとダメ

ここまで来て、テーマの問題、CSS、広告の問題がどうも解決できないのと、体力、時間的に速度の追い込みはここまでとしました。サーバーの応答速度は問題なく、Jetboyのせいで遅くなっていることはありません。

 

結局は広告、画像、CSS、フォントなどの読み込みで工夫するしかないので、記事を作る時点で、サイトのデザインを構築する時点で十分検討しておくと良いでしょう。

 

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