Jetboyの料金・スペックは妥当か|機能・処理力詳細を画像で比較

このページでは、当サイト「Jbmedia」でも使用しているJetboyのスペック・料金・さばける同時アクセス数・処理力・機能といった面を、有名なエックスサーバーとも比較し評価しています。1サイト(月間4万PV未満・サイト容量3GB未満(記事数約300程度))だけ、ガッツリ運用したい方には特におすすめできます。1サイトだけの運用で小規模にするならば、ミニSSD年間3480円でも十分かもしれません。

 

目次

料金とスペック比較

ここではJetboy公式サイトに掲載されていた料金とプランを比較しました。サイト運営の経験上、プランのスペックと料金から、どの程度の規模のサイトが運営できるかも解説します。

サービス・プラン比較表(出典

こちら料金プランとスペック比較です。適宜確認しながら比べていきます。

 

比較対象|エックスサーバーのスペック

比較するエックスサーバーのスペック項目、料金は以下のとおりです。

【X10プラン】

  • 年間料金:税込16,500円
  • ディスク容量:200GB
  • MySQL|DB:50個
  • nginx:あり
  • メモリRAM:16GB
  • CPUコア数:6~

既に色々知っている前提で話を進めます。取得できるドメイン数はサーバーを利用する私たちの判断によるので比較対象としません。常識的なサーバスペックを超えない範囲での運用ができる前提で考えます。

 

筆者も契約しているプランで、速度、ディスク容量ともに十分です。1サイト(SearchConsole|1カ月15万クリックをさばく)辺りの月間収益が8000円を超えているのでサーバー代は十分支払いできる上に、ドメイン2個、3個入れて同じように運営しても速度は落ちていません。CPUコア数的にはもっと攻めても大丈夫そうです。余裕のある運用ができます。

 

MySQLデータベースが多いので、WordPressで構築したドメイン直下以外にも、サブディレクトリにWordPressを導入してサイトを構築できます。サイトをある程度作り込んでから、別ドメインに引っ越しさせるようなやり方もできて便利です。使ってはいないですが、EC-CUBE4(ネットショップ)にも、メールサーバもついているので、プロにとっては最高の環境が揃っていると思います。

 

ただ、機能がありすぎるので、WordPressでブログをしたいだけの人にはオーバースペック過ぎます。エックスサーバーほどの機能、特にメールサーバなんかは必要ないでしょう。サイト運営、ブログ運営だけできたらよい場合には、Jetboyの方が若干安く、コストを抑えられます。

 

ミニSSDプランのスペック

こちらは1~2サイト、小規模に、または、月間2万~3万PV、小規模な商標系サイトを趣味的に運用するのに適しています。

  • 年間料金:3,480円
  • ディスク容量:5GB
  • MySQL|DB:3個
  • nginx:あり
  • メモリRAM:512MB
  • CPUコア数:1コア

独自ドメインは一応10個まで入れられて、サブドメインは20個までです。個人的には1サイトだけ、趣味的に運営する場合に利用するのに適していると思います。人気ゲームの攻略サイトにしただけで、1カ月10万PVを超えるので、本当に趣味的に、雑記ブログなどを運営したい場合はここでも良いでしょう。ただ、コア数が1というのが、スペック不足な気がしてしまいます。

 

同時アクセス数常時10~20をさばききれるかと言うとたぶん無理です。試験的にサイト作成するとか、WordPressのテーマやプラグインの開発用の環境として使う分にはちょうどよいかもしれません。とにかく安くて、そこそこ動けば良いという目的の方に向いています。

 

スタンダードSSDプランのスペック

こちらは3サイト~5サイトを、毎月2万~5万PVでさばくのに無難なスペックです。記事数は各サイト100記事~300記事は耐えられそうですが、バックアップファイルが大きくなると管理がキツキツになりそうです。エックスサーバーに比べるとメモリRAMが2GB、コア数も3コアしかないので、どうしても力不足感があります。

  • 年間料金:11,760円
  • ディスク容量:40GB
  • MySQL|DB:40個
  • nginx:あり
  • メモリRAM:2GB
  • CPUコア数:3コア

比較対象のエックスサーバーよりは価格は安く、そこまでPVをさばいていないサイトしか所有していないならば、このプランに引っ越したほうが少し安いかもしれません。1日に300PVから600PVしかないのならば、ミニSSDプランでもよいですが、1日に300PV~600PVのサイトを10個所有しているならば、スタンダードSSDプランにすれば安心感があります。

 

Jetboyの公式サイトでは、月間100万PVはさばけるようですが、換算すると1日3.3万PV、1時間1375PV、1分22PVはさばけるということです。GoogleAnalyticsをふと見た時、だいたいいつでもリアルタイムに「20」という数字が出ている場合は、そのドメインだけでかなりのアクセス数になります。

 

土日や平日でサイトの内容によって差が出ますので、同時アクセス数を基準に、目安の月間PVを、常時アクセス数(適当なタイミングで計測して算出)で判断すると良いでしょう。

 

まとめ

エックスサーバーのX10をベースに、WordPressだけを運営するという条件で比較しました。

【Jetboyで十分】

  • WordPressサイトを1~5サイト所有
  • 記事数100記事~300記事
  • 1サイトのバックアップファイルが2GB未満
  • 同時アクセス数~20程度

この条件に当てはまる場合は、Jetboyを利用したほうがコストを抑えられて、速度はほとんど変化無しで済みます。今後、サイトが成長していく可能性が高い、成長させる気があるならばエックスサーバーの方が適しています。

 

この辺はサイトから収益が出せているかどうかで変わりますので、PVが少なくても1カ月の収益がサーバー代の支払いが十分できるレベルなのであれば、高いサービスでも問題はありません。Jetboyを選んでもサーバによる速度低下や不具合はほとんど気にしなくて大丈夫です。

 

ちょっと節約したいという主婦・主夫ブロガーの方や個人の趣味サイト管理者、サイトの試験運用などを目的にしている場合はJetboyもご検討ください。個人的には、両方のサーバーを管理して、新しいサイトのスタートはJetboyで、サイトが成長してきたら処理力の高いエックスサーバーに置き換えるなどするとリスク回避にもなると思います。

 

エックスサーバーとJetboyはApache、nginx、PHPバージョンなど、構成が近いところが多いので、バックアップファイルのインポート・エクスポートでトラブルになって復元できない…なんてことも起こらないです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です