サイト運営者にとっては、検索エンジンで上位表示をされるということは、これまでも非常に大きなテーマになっています。
そのためのSEO施策として、被リンク対策を考えることもあるかと思います。
その場合、自然なリンクを演出するために、IPアドレスの分散をしなくてはいけないと考えることもあるでしょう。
以前ではこの課題をクリアするために、複数のレンタルサーバーを借りることによって実現していました。
そのIPアドレスの分散を、1つのサーバー契約で済んでしまうのが、IP分散サーバーです。
さて、IP分散を実現するためにサーバーを選ぶとしたら、どこが良いのでしょうか?
それでは、IP分散サーバーをいくつか比較して見ていきましょう。
目次
IP分散サーバーを比較
IP分散サーバーとしては、代表的なサービスでは、次のサーバーが有名です。
- TIC Server
- 123サーバー
- IQサーバー
さて、それぞれのサービスの特徴と、選択のポイントなどを見ていきましょう。
TIC Server
TIC Server の特徴は、まず料金が安価であることです。
サーバーは国外(海外)にあるのですが、その分は、1IPあたりの料金が、他のIP分散サーバーに対応している会社と比較しても、安価で済ませられます。
まずIP分散サーバーをお試しで利用するのであれば、TIC Serverがおすすめです。
123サーバー
123サーバーもIP分散サーバーとして有名です。
IP分散サーバーとしては老舗の部類に入ります。サーバーは国内、海外の両方に対応しているのも特徴です。
長年IP分割サーバーを運用してきたノウハウから、安定した稼働やサービスを提供しているということも魅力です。
その分料金はTIC Serverよりも少し高いものの、安定稼働を取るのであれば123サーバーを選択すると間違いないでしょう。
IQサーバー
最後に紹介するIP分散サーバーは、IQサーバーです。IQサーバーも、国内と海外のいずれかのサーバーを選択できるようになっています。
IQサーバーはIP分散サーバーの中でも、安定性と料金のバランスが良いというのが特徴です。
IP分散サーバーを長期的に運用したいが、コストを抑えた運用もしたいという場合には、IQサーバーが最もおすすめと言えるでしょう。
IP分散の必要性を見直してみる
かつてのSEOでは、複数のサイトを自前で用意して、自然な被リンクを演出するSEO施策は非常に有効でした。
しかし最近では、多すぎる自作自演リンクは不自然と見なされ、検索エンジンにペナルティを受けるリスクも高まっています。
その状況に伴い、被リンク効果によるSEOよりも、モバイルファーストインデックスを意識したSEOが注目されています。
さて、モバイルファーストインデックスとはどのようなものでしょうか?
モバイルファーストインデックスとは
googleは、サイトの評価基準をこれまでPC中心だったものが、モバイル重視に移行するという発表をしました。
このモバイルファーストインデックスは、発表された当初から非常に話題となりましたが、2018年3月27日にモバイルファーストインデックスが本格的に導入されることになりました。
これは、WEBのユーザーとして、PCのユーザーをモバイルでのユーザーが超えたことも、そのモバイルファーストインデックスの導入に至った大きな理由と言えるでしょう。
これは、PCより通信環境が不安定なモバイル端末においては、サイトの表示速度の重要性が非常に高くなったことを示しています。
モバイル端末の利用者にとって、表示に時間がかかるサイトは煩わしいものであり、ユーザーのほとんどはすぐに離脱すると言われています。
そのような状況から、これまでよりサイトの表示速度の重要性は遥かに高まっており、レンタルサーバー選びにおいても、速度が強く求められるようになっています。
あなたのサイトがモバイル対応を完了させていようがいまいが、グーグルは問答無用でモバイル版をインデックスして検索の評価に使うようになる。
あなたのサイトはMFI移行の準備ができているだろうか?
そもそも、MFI移行状況をあなたは把握できているだろうか? もし、調べる方法を知らないのならば……。
参照: もう待ったなし! グーグルが全サイトをMFIに強制移行へ(2020年9月予定)【SEO情報まとめ】 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
モバイルファーストインデックスが重要な今、選ぶべきサーバーとは?
さてSEOを考えた場合、WEBのユーザーのほとんどをモバイルユーザーが占める現在において、表示速度が非常に重要であることを述べてきました。
このような状況では、サーバー選びの場面でも、その速度が非常に重要であることがわかります。
サーバーを速度の速さで考えた時、今非常におすすめのサーバーがジェットボーイ(JET BOY)サーバーです。
このJET BOYサーバーは、共有レンタルサーバーの手軽さをと、クラウドのリソース拡張機能を併せ持ったことが売りのサーバーで、速度へのこだわりが強く伝わるサーバーです。
気になる料金も290円/月~と非常に安価なプランから始められるようになっており、後でサイトの成長と共に、プランを変更して、グレードアップが可能であるという柔軟性を備えています。
またJET BOYサーバーはハードディスクではなく、SSDが使用されており、さらにWebサーバーには従来のApacheなどよりも高速表示が実現する、「LiteSpeed」が採用されているなど、その速度へのこだわりは非常に徹底したものがあります。
SEO視点でサーバー選びをするとした場合、IP分散サーバーより、より現在のSEOのアルゴリズムにマッチしたサーバー選びを実現してくれるでしょう。
今後ますますMFI(モバイルファーストインデックス)の導入が進み、サーバーのスピードが重視される傾向を考えたとき、JET BOYサーバーは非常におすすめのサーバーと言えるのです。
当サイトでも、JET BOYサーバーの速度は本当に早いのか、検証しています。→ Jetboyサーバのサイト速度計測結果【本当に早いのか】
IP分散サーバーも良いのですが、今一度サーバー選びの基準を見直してみても良いのでは無いでしょうか?
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