去年RFCが公表した「HTTP/2」プロトコルについて。 WEBページへアクセスするためのインターネットプロトコルである「HTTP」はよく知られていますが、その後継プロトコルとして「HTTP/2」が2015年に登場しました。 まだまだ普及はこれからかなと思いますが、HTTP/2って何それ?という方にこの記事で解説したいと思います。
目次
HTTP/2ってなにそれ?
2009年あたりにグーグルがWEBを高速化するために「SPDY」というプロトコルを開発したのですが、「HTTP/2」はこれをさらに改良したプロトコルになります。 ブラウザがHTTP/2に対応していれば従来のHTTP通信に加えて、HTTP/2が使えます。 特にアクセスする際に意識することはないですが、HTTP/1通信と比べるとWEBサイトレスポンスが高速になる仕組みです。
従来のHTTP/1との違い
従来のHTTP接続では、1つのリクエストレスポンスが完了するまで次のリクエスト待つ必要があるため、ページの読み込みに時間がかかります。 また、多くのブラウザはHTTPの同時接続数を増やしレスポンスを向上させる仕組みを搭載していますが、この場合、サイト1ページへアクセスしていてもHTTP接続が同時に立つので、サーバー側の負荷は相当なものとなります。 サーバーの性能(同時接続数の上限)にもよりますが、アクセスが多い時間帯はHTTP同時接続数を使い切ることもあり、その場合は大量のリクエスト待ちが発生し、そのため、サイトレスポンスが急激に低下することもよくあります。 そこでHTTP/2の登場です。
HTTP/2を使うにはSSL化が必須
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まとめ
この記事を書いた人
HIBACHI 元大手システム会社のインフラ部門のマネージャーとして勤務後、有志と共にベンチャー企業立ち上げを経験。現在は同ベンチャーWEBインフラ部門の最高責任者を担当。ネットワーク、サーバーを得意とする。Webメディアへの寄与投稿多数。