目次
GTMetrixもサイトアドレスだけで測定可能
URLを入力してページの速度を細かく測定
サイト内の言語がほとんど英語で、英語がわからない人には少し使いにくいですが、様々な指標をまとめて確認できるGTMetrixも速度測定に欠かせません。スコアはアルファベットのA~Fと数字のスコア両方で出してくれます。
総合評価よりも、スコアがきちんとAに近いものになっているかどうかが大切です。部分的に対応できていないものはEやF評価になりますが、広告に関係するものはあまり気にしなくても速度は実測値でそこそこ出るので問題ありません。
GTMetrixも測定したいページのURLを打ち込むだけでよく、PageSpeedInsightsと同じように使用できます。使い方は同じで、測定してくれる指標が多いため、GTMetrixをメインで速度判定に使っている方も増えてきています。
測定結果はPDFでダウンロードすることもでき、Pro版、アカウント登録すれば更に便利に活用できます。
赤やFの項目は要改善な部分
ある程度対策してあるサイトでもCDN(Contents Delivery Network)関係のスコアは設定してないと評価がFのままになるはずです。日本から利用すると測定値がカナダのバンクーバーなどになるため、CDN設定がなかったとしてもそこまで気にしなくても良いでしょう。
日本語のサイトの場合は、そのほとんどの訪問者は国内からアクセスしてきますので無理にCDNを導入する必要はありません。GTMetrixで赤い部分、FやE評価の部分はできるだけ対策したほうが良いですが、必ずしも全てに対応しないといけないわけではありません。
画像の最適化などはEWWWを使用してあればひとまず対応できますので、必要ない部分、必要な部分をしっかり区別しましょう。
JavascriptやCSS圧縮具合も測定できる
当然といえば当然ですが、GTMetrixでもJavascriptやCSS、HTMLの圧縮具合を測定してくれます。
速度改善を考えている多くのサイトではすでに圧縮はできていることが多いので気にならないかもしれませんが、測定とスコア評価は出ていますので、申し訳程度に見てみると良いでしょう。
多くの場合CDNがうまくいっていない、反映されていない可能性が高いため、自身のサイトで手動でCSS圧縮を試したいような場合にはGTMetrixを使用してBefore After比較すると良いでしょう。
細かいことがよくわからない方はテーマの変更やプラグインの変更、取捨でだいたい改善できますので、少しずつ調整してみてください。
PagespeedInsightsよりも細かく測定できる

サイトの弱点を絞り込んで高速化
PageSpeedInsightsでは、測定できる項目は10から20個くらいですが、GTMetrixでは30から40個ほどの指標があり、測定項目によってタブがいくつも分かれています。
高速表示におけるサイトの弱点を絞り込むには、ちょっとした弱点も見落とさないようにPageSpeedInsightsもGTMetrixも合わせて測定すると良さそうです。両方使用して逆転を見抜いて対策すれば、それだけ十分な速度を維持できるはずです。
最低限できる対策をしたあとは、結局は記事内のコンテンツの数、複雑な表示にならないようにしつつ、オシャレで見やすく、シンプルにする工夫が大切になります。
画像の枚数を減らしたり、ショートコードを処理して表示するような方法を減らしたりすると少し速度が改善できます。
CDN導入はデメリットにも気をつけて
CDNは状況によってはサイトの弱点をサイバー攻撃者に与えてしまうことがあります。しかし、ブルートフォースやDDoS攻撃などサーバーをやられる心配が少し減るのはプラスになるかもしれません。
サイバー攻撃を受けている事を検知した場合は、早めに対策を打ち、攻撃者に見られては困る部分をしっかり隠してCDNに反映されるのを待ちましょう。対策が遅れているとCDNに登録してしまったデータがそのまま見放題にされてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
よほどのことがない限りは乗っ取りやファイル変更被害にあうことはないはずですが、危機意識は常に持っておき、アクセスログも適度に確認して不正アクセスは日頃から弾くようにしましょう。
ブラウザキャッシュなども環境に合わせて設定して
キャッシュをうまく使用するとページの表示速度はそこそこ改善できます。
ブラウザキャッシュ、サーバーキャッシュなどすでに更新する必要がなくなった記事に関してはあちこちに静的ページを残すようにすれば表示速度はかなり改善できるため、GTMetrixなどでチェックする時にはキャッシュの有無から判断すると良いでしょう。
Googleにインデックスされて長い時間が経っている記事、インデックスされたばかりの記事では、表示速度に少し差が出るのは仕方がないので、しっかり作り込んだ記事をどのタイミングで測定するかも大切になることがあります。
コメントを残す