EWWWでWPの表示速度は遅くなる?

EWWWでWPの表示速度は遅くなる?

目次

EWWWは画像圧縮とWebP変換では優秀

WebP変換する時に重くなるのが欠点

PageSpeedInsights測定をした際に出てくる「次世代の画像フォーマットによる配信」をクリアするためにEWWWという画像変換・圧縮プラグインを使うとすでにあるサイトの画像でもWebPという次世代の画像フォーマットに変換してくれるため非常に人気が高いです。

しかし、設定によってはPNGやJPG画像をウェブ上でWebPに一時的に変換するだけで、大元のファイルをWebPに作り直しているわけではないためどうしても表示に時間がかかってしまいます

WebP画像の生成ができていて、その状態でキャッシュも残ってくれていれば速度は十分出てくれますが、そうでないうちは速度が落ちます。当然、PNGやJPGからWebPに画像変換する時にRAMの処理を消費しますのでサーバーに余計な負荷がかかるのは事実です。

しかし、EWWWを動かすくらいでサーバーがもっさりするようならば、それはサーバーに問題があります。

確かに速度を落とす要因になり得ますが、そこまで劇的にもっさりするものではなく、サーバー移行をするか、アップグレードすれば解消できるはずです。

WebP変換よりも画像圧縮が役立つプラグインかも

このEWWWはWebP変換にも十分優秀で役立つプラグインですが、メディアから選べる「一括最適化」という機能がさらに便利です。すでにアップロードしている大量の画像、EWWWを入れた後の画像の圧縮がちょうどよく便利で、Wordpressの容量節約に貢献してくれます。

通常、Wordpressに画像をアップロードするときは横幅500pxから600pxほどに縮めてからアップロードし、アイキャッチ画像だけDiscoverやAMPで言われている横幅1100px以上のものにすれば問題ありません。

その画像編集した状態からでも更に画像を圧縮して無駄な部分を省略できるのがEWWWの画像圧縮機能です。5%から30%ほど画像サイズを圧縮できるため、日頃からやっておけばそれだけサーバー容量の節約になります。

最初からWebPでアップできると楽かも

EWWWを使いたくない方やPNG、JPGを卒業して完全にWebPだけをサイトにアップするのもありで、EWWWを使わなくて良い分、処理は少し軽くなり、画像フォーマットは常に最新のもので対応されていることになります。

しかし、少し不安なのがこのWebPが将来的にきちんと使い続けられるかどうかが断定できないという点です。

今でこそPNGやJPG形式は定着していますが、MDがCDに、CDがBDなどに進化して行く過程で古いものが使えなくなるのと同じく、画像のファイル形式もいずれ使えなくなる可能性があります。

JPGはすでに十分長く利用されていますが、実際には他にも画像形式はたくさんあり、その中でもJPGが生き残ったためにJPGやPNGが多く使われているだけです。

WebPはすでに様々なブラウザでサポートされていますが、まだ定着していないので将来、そのサイトで使い続けられるか心配が残ります。それならば、PNGでアップロードしてWebPに変換し、PNG画像もWebP画像もどちらでも見れるようにしておくのが無難です。

導入・アンインストールは計画的に

Luxeritasでは表示速度はほとんど遅くならない

無料のテーマにおいて最速を誇るLuxeritasでEWWWをあわせて使用しても速度はほとんど劣化しません。画像フォーマットやレンダリングを阻害する要素に引っかかるのは広告だけになるので、実質問題ないことになります。

Adsenseのような連動型広告は、読者によって表示される広告の種類が異なり、動画やGIFのように動きがあるもの、静止画だけのもの、広告の作られ方がサイトの表示速度を意識して作られていないものなど、色々と問題を起こしやすく、高画質な広告ほどページの表示速度を落とし、アニメーションに関する問題を残すようになります。

高画質なPNG画像をWebPにしたい場合はEWWW必須

サイトの画像をレスポンシブでもきれいに表示させておきたいならば画質のロスが少ないPNGを使ったほうが無難です。JPGはPNGに比べると明らかに画質で劣るため、拡大、縮小でみすぼらしいサイト、ページになってしまいます。

場合によってはピンぼけしているような雰囲気になるため、画像を使って解説する系のページでは読者が不快に感じる可能性があります。PNG画像でもWebP変換したり、画像をモバイル端末の横幅に合わせて300pxほどに縮めてしまえば速度に関する問題はほとんど気にならなくなります。

きれいな画像重視にしておくべきかどうかチェック

ページによっては画像をきれいに維持しなくても良い場合があります。また、画像の枚数も少なくて良い場合があるため、無理にPNG、高画質、WebPにしなくても良いかもしれません。

画像を重視しない場合には、容量を重視してすべての画像をJPGでアップロードし、ページを軽くしましょう。画像の枚数も全ての見出しに1つ入れなくても、本当に必要なところにだけ貼り付けてあれば問題ないので、コンテンツの性質、読者の好みやプロファイルのそれに応じて変更しましょう。

画像がオリジナルできれいであれば、画像インデックスがつきやすいというメリットはありますが、表示速度を犠牲にしてまで、そうすべきかどうかはサイト管理者が選ぶ部分です。

逆に高画質重視にすべきサイトのコンセプトの場合には、表示速度は忘れて良いので、画質がしっかり良くなるようにするのが一番です。

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