サーバー、Wordpressと切っても切り離せないドメイン(DOMAIN)に関して、評価や評価指標についてまとめました。ビジネスや個人サイトで上位表示を目指したい場合にも役立つと思いますが、広告メインありきのサイトの場合には、そのサイトの性格上、ドメインが育ってきていても上位表示されないことがあります。
目次
ドメインの評価基準はシンプル

ドメインは界隈ではドメインランクという謎の項目で分析されることがありますが、運用側、評価側ではシンプルなものです。
- 同一人物による運用期間
- 運用中のコンテンツの安定性
- セキュリティリスクの程度
主にこの3つだけです。シンプルに言い換えれば「長期間、特定のテーマでセキュリティ事案なく運用されている」ドメインは信頼できます。
ちょくちょくテーマが変わったり、サイトのブランド名が変わったり、乗っ取りに被害にあっていたり、管理者がちょいちょい変わるようなサイトは世間一般からすれば信頼に値しないサイト(住所)です。
不動産業でもテナントに人は入るけれど、すぐに人が出ていってしまうテナントってありますよね。そういう場所は市場評価は異常に低く、価格が高くても使えないのです。テナントの賃料が安くても、過去殺人や盗難などが起きた可能性、災害時に真っ先に沈むなどの目に見えないリスクが有る場合は安くなるため、中古ドメインも不動産と同じ感覚で検討したほうが良いでしょう。
コンテンツの質が重要になるのは?

サイト運営している人にとって、コンテンツの質は何度もGoogleに言われているので重要だと考えているかと思いますが、コンテンツの質とドメインの評価は、その評価機構が全く別物です。地元のカフェやレストランの公式サイトはきちんと対策すれば、マイナーなブランド名でも上位表示は比較的簡単です。
アフィリエイトサイトのように、収益、広告ありきでユーザー目線が少なく、ひどいものではフィッシングや誇大広告になってしまうようなものは当然、いくら作り込んでも評価は低いままです。ダメなものはダメ、良いものは良いとはっきりと書いてあるサイトで、運営者の人間性を垣間見えるサイトが一番のコンテンツの質です。
とはいえ、サイト運営者の多くは個人を隠したがるので、こうしたところで評価側とサイト側での希望の差、噛み合わない価値観が生じてしまいます。それもまた仕方がないことですが、サーバー屋では、少しでもサイトの評価、ドメイン評価が上がるように、表示速度やセキュリティ面などメタな部分に力を入れるくらいしかできません。
ドメイン評価を上げたいのならば

事前の計画が全てです。取得するドメインと扱いたいテーマは関連性がないと話になりません。ドメイン(サイトのURL)を見て、何のサイトか把握できるくらいでないと十分とは言えません。中古ドメインを利用して評価を上げているサイトもありますが、幻想に頼るのは危険です。
テーマを統一したら、余計なことはあまり書かないようにし、テーマに絞って記載しましょう。雑記ブログにしたら、雑記だけにし、美容ブログにしたら、美容のみに特化しましょう。基本的にテーマを重視して、統一感をもたせましょう。雑記として個人発信のブランドができれば雑記ブログのほうが強くなることももちろんあります。
運用期間は長くなければいけません。1年やってみてやっぱり辞めた、という人が多いため、短期間のみで上位表示させるほど甘い評価基準ではなくなってしまいました。サイト管理者やアフィリエイター側でそういう厳しい評価になるように、やってしまった…というのが正しい表現です。
例えば、借金、婚活、不動産というような長期間に渡って生活に関わるテーマは、1年や2年運用しただけでは信用の積み重ねが足りません。ユーザーは数年、数十年かけてそのテーマを背負っていくのに、サイト側は1年やそこらで情報提供して消えていくなんて、ユーザーが分からしたら信用されないのは当然です。運用期間は長いほうがいいです。
同じテーマで、分かりやすいドメインで、長期間、安全に運用されていた中古ドメインには価値があります。多少、コンテンツの性質・性格が変わってもテーマとセキュリティレベルが同じであればそれほど大きいマイナス点にはなりません。中古ドメインを選ぶ場合には、そのドメインの過去をよく調べるようにしましょう。
おまけ:中古ドメインの調べ方
基本的にドメインが存在し、どの程度、どんなテーマで運用されていたか分かれば問題ありません。専用のストアでは中古ドメインの過去の運用についてはあまり情報を入手できないですが、
- ブログ村
- ブログランキング
- ブログサークル
こうしたサービス内でURLの痕跡がないか調べましょう。被リンクチェックツールやURL検査ツールを使えば一般的な被リンク(他のドメインや無料ブログから)は調べることができます。SNS上での行動や拡散の仕方によっては、プラットフォームごとにURLがスパム登録されていて、評価が裏で下げられている事があります。
多くのツールでは他のサイト、他のドメインからの被リンクを調べるだけですが、別のプラットフォーム上からドメインに対してリンクしているかどうかを確かめましょう。このSNS上での行動でスパム入りしているとドメインが育ってくれない事が多いです。場合によってはCBLやSPAMHAUSにブラックリスト解除の申請をしないといけないので、きちんとリサーチしてから、運用しましょう。
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